- 栽培地・栽培者:宮城県内(仙台市近郊、名取市)
- 品種:仙台長
- 来歴:約400年の栽培史があるという。伊達政宗が文禄の役(1591年)に出陣したとき、藩士の一人が博多から持ち帰った長なすのタネが、長い年月のうちに仙台の気候風土に合った独特の形になってきたと伝わるが、明らかではない
- 特徴:果皮、果肉ともしっかりしており、漬け物にするとやや柔らかい食感になる。果実は黒紫色でごく細長、先がとがっており、6cmくらいの小なすで収穫する
- 入手可能時期:7~9月(ほとんどが加工品で流通)
- 利用方法:浅漬けが一般的だが、煮もの、天ぷら、田楽など、いろいろな料理にも
※参考文献:「地方野菜大全」芦澤正和監修(農文協) / 「47都道府県地野菜/伝統野菜百科」成瀬宇平・堀知佐子著(丸善) / 「まるごと楽しむナス百科」山田貴義著(農文協)