著者: 奥田政行
発行年月日: 2010年10月25日
発行元: 新潮社
ISBN: 978-4-10-328121-4
■帯から
在来野菜が奇跡を起こす。第1回「辻静雄食文化賞」受賞の天才料理人が示す、地方再生の物語。
■目次
・第1章 その土地に生まれ育ったことの意味を知る
料理人としての原点
料理人が負うリスク
焼き畑でつくられる藤沢カブ
よみがえった平田赤ネギ
・第2章 「人と人をつなぐ」料理人の役割
在来作物の持つ力
宝谷カブ、早田ウリ、カラトリイモ…
個性が強い在来野菜
「生産者との物々交換」というスタイル
地質学の重要性と、料理人の役割
逆風の中で考えた「役割分担」
在来作物という食文化が人々をつなげた
・第3章 ネットワークの創出
「料理人」と「知識人」と「生産者」の三角形
生産者との本気の付き合い
野菜と喋り、魚と喋る
メディアとの関係
行政は「旗振り役」に
藤沢カブは「コラボレーション」の成功例
地域文化のキーパーソンたち
文化的ネットワーク
・第4章 それぞれの地のそれぞれの幸福論を探す
自分の住んでいる土地を好きになること
高知へ
熊本へ
九州の豊かな土地
湯布院での料理講習会
違うスタイルのネットワーク
岩手のポテンシャル
長岡在来野菜の「横綱」かぐらなんばん
それぞれの幸福論
・第5章 「日本を元気にする」ために
「日本を元気にしたい」という人を
新たなネットワークを生み出す場所づくり
世界へ