ものと人間の文化史43 野菜 在来品種の系譜

著者: 青葉高
発行年月日: 1981年4月10日
発行元: 法政大学出版局

■帯から
●作物のなかの歴史 塩谷格
耕し、育て、栽培し、自然との不断のたたかいによってつくられてきた作物には、人間の上と欲望の歴史が秘められている。本書は身近な作物の生いたちを豊富な実例と体験をもとに辿りつつ、個々の作物の特性と、人間とともに歩んできた進化の道筋を平易に説く。

●畑作文化の源流を探り、その風土を描く
カブ、ダイコン、ナスなどの日本在来野菜をめぐって、その渡来、伝播経路、品種分布と栽培のいきさつ等を古記録、伝承をもとに詳細に描き出し、各地の風土のなかで無名の人々によって育てられてきた、生きた<文化財>としての野菜を見直す。

■目次
1.    野菜品種の生い立ち

  • 野菜から山菜へ
  • 野生植物と作物との違い
  • タネとタネイモ(球根)の形成
  • 品種の成立

2.在来品種と特性と伝播経路

  • カブの在来品種をたずねて
  • その他の[野菜の学校]品種分布と伝播経路
  • 品種伝播のしかたと野菜品種の分布
  • わが国の野菜の渡来経路
  • 在来品種と在来農法の保存を

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