002 ささがきごぼうと牛肉の炒めもの

ごぼうと牛肉の炒めもの

できあがり

寒い夜に食べるけんちん汁や豚汁は、身体がとても温まります。根菜類がたくさん入っているので栄養も満点。そのとき欠かせない食材のひとつが「ごぼう」です。
ごぼうが入るか入らないかで味は大違い。でも、そのひと品で、ごぼう1本をまるごと使いきることは滅多にありません。残ったごぼうは野菜室の中で「(元)ごぼう」と化して永久忘却組に入り、いずれは廃棄……。それではごぼうさんに申し訳ないので、チャッチャと作れる一品をご紹介します。

■材料の目安(2人分)

  • ごぼうごぼう(多めに! 最低でも1/2本ぐらいはあったほうがおいしい)
  • 牛切り落とし肉(昔は「小間切れ」と称したもの。今回は120g使用、肉好きは多めに)
  • 好みで、鷹の爪

■味付け

  • 醤油1、酒1、味醂1の割合で混ぜた調味料90ccぐらい。甘めが好きな人は砂糖を少々加えるとよい。
  • そんなの面倒くさい、という人はちょっと冷蔵庫の中を探して……。使いかけ(新品でも可)の「すき焼きのタレ」や「焼肉のタレ」があれば、万々歳! 迷わずそれを使おう。

■作り方

  1. ごぼうはよく洗う。ただし、皮においしさが詰まっているので、あまりゴシゴシと洗い過ぎないこと。ひげが気になったら、包丁の峰(背)で削り落とす。
  2. ピーラーでごぼうをささがきごぼうをささがきにする。料理番組では包丁でサッサッサッ……と処理していきますが、Grahamsには そのような器用な真似はできないため、文明の利器登場。ピーラー(皮むき器)を使えば、失敗しらず。まず、ごぼうの先端に向かって、鉛筆を削るような感じで削っていく。力の入れ加減で、厚くなったり薄くなったり、短くなったり長くなったり……。これが面白い! ごぼうはアクが出やすいので、ボウル(鍋でも可)に水をはり、その中にピーラーで削ったごぼうを落としていく。
  3. ごぼうを全部削り終えたら(最後に残った円錐形の部分は、適当に包丁で刻む)、ごぼうをザルに上げて水けをきる。水の中に長い間放置しておくと、ごぼうの味がしなくなってしまうのでご注意を。
  4. 熱したフライパンに薄く油をひき(ティッシュペーパーやキッチンペーパーでこすり付ける程度)、牛肉を加える。辛めが好きな人は、このタイミングで鷹の爪を入れる。
  5. ごぼうと牛肉の炒めものやや強火で炒め、肉の色が全体的に変わったらごぼうを加えて箸でよく混ぜる。熱が通るにしたがって、ごぼうのいい香りが立ちのぼり、この辺りから、ビールが飲みたくなってくる……。
  6. 全体に火が回ったら調味料を加える。火を弱め、しっかりと混ぜる。
  7. 全体がフツフツと煮立ち、水けがなくなりかけてきたら、食物繊維たっぷりの料理のできあがり。

やや薄味の汁ダクに仕上げてごはんの上にのせると、「牛・ごぼう丼」に変身させることもできます。

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