寒い夜に食べるけんちん汁や豚汁は、身体がとても温まります。根菜類がたくさん入っているので栄養も満点。そのとき欠かせない食材のひとつが「ごぼう」です。
ごぼうが入るか入らないかで味は大違い。でも、そのひと品で、ごぼう1本をまるごと使いきることは滅多にありません。残ったごぼうは野菜室の中で「(元)ごぼう」と化して永久忘却組に入り、いずれは廃棄……。それではごぼうさんに申し訳ないので、チャッチャと作れる一品をご紹介します。
■材料の目安(2人分)
■味付け
- 醤油1、酒1、味醂1の割合で混ぜた調味料90ccぐらい。甘めが好きな人は砂糖を少々加えるとよい。
- そんなの面倒くさい、という人はちょっと冷蔵庫の中を探して……。使いかけ(新品でも可)の「すき焼きのタレ」や「焼肉のタレ」があれば、万々歳! 迷わずそれを使おう。
■作り方
- ごぼうはよく洗う。ただし、皮においしさが詰まっているので、あまりゴシゴシと洗い過ぎないこと。ひげが気になったら、包丁の峰(背)で削り落とす。
ごぼうをささがきにする。料理番組では包丁でサッサッサッ……と処理していきますが、Grahamsには そのような器用な真似はできないため、文明の利器登場。ピーラー(皮むき器)を使えば、失敗しらず。まず、ごぼうの先端に向かって、鉛筆を削るような感じで削っていく。力の入れ加減で、厚くなったり薄くなったり、短くなったり長くなったり……。これが面白い! ごぼうはアクが出やすいので、ボウル(鍋でも可)に水をはり、その中にピーラーで削ったごぼうを落としていく。
- ごぼうを全部削り終えたら(最後に残った円錐形の部分は、適当に包丁で刻む)、ごぼうをザルに上げて水けをきる。水の中に長い間放置しておくと、ごぼうの味がしなくなってしまうのでご注意を。
- 熱したフライパンに薄く油をひき(ティッシュペーパーやキッチンペーパーでこすり付ける程度)、牛肉を加える。辛めが好きな人は、このタイミングで鷹の爪を入れる。
やや強火で炒め、肉の色が全体的に変わったらごぼうを加えて箸でよく混ぜる。熱が通るにしたがって、ごぼうのいい香りが立ちのぼり、この辺りから、ビールが飲みたくなってくる……。
- 全体に火が回ったら調味料を加える。火を弱め、しっかりと混ぜる。
- 全体がフツフツと煮立ち、水けがなくなりかけてきたら、食物繊維たっぷりの料理のできあがり。
やや薄味の汁ダクに仕上げてごはんの上にのせると、「牛・ごぼう丼」に変身させることもできます。