ぶんのレシピ
私の母は娘時代にお屋敷奉公で料理の基本を、嫁いだのちは姑から庶民の味(下町の味?)を習いました。昔ながらのお総菜の中から、これだけは自分で作れるようになりたいと思って教わった「おふくろの味」をご紹介します。(ぶん)
チャプスイ
「チャプスイ」とは、とろみのついた具沢山の中華風スープです。これが正しいチャプスイなのかどうかはわかりませんが、母が作る汁物の中で私はこれが一番好きでした。たくさん作ってもらって夕飯には汁物として食べ、翌朝はご飯にかけました。中華丼みたいで体も温まり、寒い季節にピッタリです。エビの下ごしらえは料理番組で知った方法を書きます。母はこんな手間はかけていませんでしたが、冷凍エビでも下ごしらえ次第で臭みが取れ、プリプリになります。
〈材料 4~5人分〉
豚バラ肉うす切り 150g(油が気になる場合は肩ロースなどでも)
むきエビ 200g
白菜 300~400g(大きめの葉なら3枚位)
もやし 1袋(250g)
ニンジン 100g
生椎茸 4~5個
キヌサヤ 適宜
ショウガ 1かけ(小さめ)
〈エビの下ごしらえ〉
- むきエビに背わたが残っていれば除き、塩少々と日本酒をふりかけ、片栗粉をまぶして混ぜたのち水洗いする。
- キッチンペーパーで水気を拭き取り、塩少々とおろしショウガの絞り汁で下味をつけ、片栗粉を全体に混ぜておく。
〈その他の下ごしらえ〉
- 豚肉は一口大に切る。
- 白菜の白い芯の部分は繊維に沿って長さ5cm、幅1cmの拍子切り。葉の部分は大きめの一口大に切る。
- もやしは洗ってざるにあげておく。
- ニンジンは厚さ2mmの短冊切り。
- 生椎茸は厚さ2mmのうす切り。
- キヌサヤは色よく塩ゆでして冷水にとる。
〈作り方〉
- 中華鍋か深めのフライパンにごま油大さじ1を熱し、中火で豚肉をほぐしながら炒める。
- 豚肉になかば火が通ったら、白菜の芯の部分とニンジン、もやしを入れ強火で炒め、椎茸を加える。
- 野菜がしんなりしてきたら水4カップを入れる。
- 煮立ったらエビを、くっつかないよう一つずつ離して入れる。
- エビに火が通ったら調味料を入れる(粉末ガラスープ大さじ1、塩小さじ2分の1、醤油小さじ1、好みでナンプラー小さじ2分の1)。
- 味をみて、水溶き片栗粉でとろみをつける。
- 器に盛り、キヌサヤを散らす。
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