切り干し大根は他の乾物と同様、陽に干すことでうまみも栄養価もグンとアップする健康食品です。母は切り干しというと必ずアサリと一緒に煮ました。いい出汁が出るアサリのむき身は、いろいろな料理に重宝するスグレモノですが、近年は少々お値段がはるようになりました。でも、貝のおいしい今ごろの季節には、やはり食べたくなるお惣菜です。
- 〈材料 4人分〉
- 切り干し大根 50g
- アサリのむき身 100g
〈作り方〉
- アサリは薄い塩水で洗い、ザルにあける。
- 小鍋に酒大さじ1、醤油大さじ1/2を入れて火にかけ、1のアサリをサッと煮てザルにとる。煮汁はこして別にしておく。
- 切り干し大根はボウルにたっぷりの水でもみ洗いし、水をかえて約10分つけておく(水の量はかぶるくらい)。
- 鍋に湯をわかし、3の切り干しを絞って入れる。再び沸騰したらザルにとって(このゆで汁もとっておく)少し冷まし、ザク切りにする。
- 深めのフライパンにごま油大さじ2を熱し、4の切り干し大根を炒める。全体に油がまわったら、4でとっておいたゆで汁3/4カップ、2の煮汁、顆粒の出汁の素小さじ1、砂糖・みりん各大さじ1、醤油大さじ1と1/2を加えて弱火で10分煮る。途中で汁気が少なくなりすぎたら4のゆで汁を適宜足す。
- 切り干し大根がやわらかくなったら2のアサリを入れ、中火で1分煮て出来上がり。