貝がおいしい季節なので、前回に続きアサリを使う副菜をご紹介します。いり豆腐というと鶏ひき肉を入れることが多いようですが、わが家ではいつもアサリでした。母が姑に習った庶民派のお惣菜。ムカシはアサリのむき身が安くておいしく、使いやすい食材だったのですね。もし、むき身が手に入らなかったら、冷凍モノよりは殻付きがおすすめ。殻付きの場合は、鍋に入れ少量の酒をふってクチを開けるまで加熱し、スプーンで身をはずします。面倒ですけれど手間をかけた分、確実に味がランクアップします。
〈材料 4人分〉
- 豆腐 1.5丁(木綿でも絹でもお好みで)
- アサリのむき身 100g
- 干椎茸 4~5個
- 人参 1/2本
- 長ネギ 1/2本
- 青味としてインゲンかキヌサヤ 適量
〈作り方〉
- 干椎茸は水でもどし、石づきを切り落として薄切りにする。
- 豆腐はゆでて、水を切っておく。
- アサリのむき身は薄い塩水で洗い、ザルに上げる。
- 人参は短めのせん切り、長ネギは小口切りにする。
- 青味野菜(今回はインゲンを使いました)は塩ゆでしておく。
- フライパンにごま油大さじ2を熱し、アサリ、人参、椎茸を炒める。
- 人参に少し火が通ったら、豆腐を入れ、崩しながら炒める。
- 7に顆粒だし小さじ1、みりん大さじ1、塩小さじ1/2、醤油大さじ1を加えて調味し、味をみて調節する。
- ひと煮立ちしたら小口切りにしたネギを加え、ざっくり混ぜて火を止め、青味野菜を混ぜ込んでできあがり。